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ダニエル・シュミットの2作を見る

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 9月4日 早稲田松竹でダニエル・シュミットの2作を見た。どちらの作品も以前に見ているか、記憶が定かではない。 デジャヴュ 初公開時に見たはずだが、どんな話だったかを覚えていない。現代から突然過去のシーンになったりするのは記憶がある。でもその他の既視感が皆無である。今回しっかり見ました。 季節のはざまで 初公開時に見逃して、後年見た記憶がある。季節が変わると自分たちの住む場所が変わるというのが面白い。 この日は、始発の銚子電鉄に乗り、JR、京成線、またJRを乗り継いで高田馬場へやって来た。高田馬場の松屋で朝定食(ソーセージと目玉焼きと納豆のもの)、映画が終わって、馬場壱家で味噌ラーメンを食べた。東京一泊。

夜の外側 イタリアを震撼させた55日間 幻の光

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9月5日 横浜シネマリン 夜の外側 イタリアを震撼させた55日間 前編後編で 5時間40分、途中 休憩20分ぐらいだったかな。赤い旅団と誘拐されたモローの物語、マルコ・ベロッキオも判りやすい映画作るのね。面白かった。長くなったのは、この物語を、様々な立場から描いているからである。音楽やアクションも派手で見ていられる。6エピソードで各々時間軸に従って語られる。モーロって救出されたんだっけ、殺されちゃったんだっけと思わせる表現もある。ベロッキオはうまいですね。 赤い旅団:brigate rosse  映画の後は、ホテルにチェックインした後には、イタリア語、フランス語のduolingoをやって時間調整後、関内地下街の立ち飲み居酒屋、国民酒場じぃえんとるまんで一杯です。 サッポロ赤ラベル大びんとマカロニサラダ 黒ホッピーとハムカツ 9月6日 黄金町ジャック&ベテイ 幻の光 逆光での撮影が多いですね。クローズアップが無いから声だけおなじみの俳優さんでも何か違う印象がある。大杉漣なんて、前半に出て来るが、声だけは判るが顔が遠い。浅野忠信が若すぎて判らなかった。輪島の話だと聞いていたが、甲子園口なんて言葉が出てきて、前半の方は関西のどこかの街が舞台ですね。古いアパートやそのほかの建物が、静止画で出てきて、何か現物がちゃんと描かれている感じがします。良いですね。 後半が輪島が舞台となる。子連れ同士の再婚で江角マキコが内藤剛志の家に嫁いでくる。ほとんど性生活は描かれない。夏が暑くて江角と内藤がパンツ一丁で横並びで座っている輪島の夏は暑いというセリフがある。パンツがやたら光っているのだな。上半身裸だが乳房は見えない。見えないように撮影するのだね。このパンツはどうやって輝かせるのだろうか。 海から見た陸地、陸から見る海、ショットが良いですね。 幻の光というタイトルはどういう意味だろうね。 映画の後は、東京駅から半分ぐらいしか高速道路を走らない高速バスにて、銚子・犬吠埼太陽の里まで帰り、我が家に到着です。 国民酒場じぃえんとるまん

「ライフルと愛馬」を歌ってみた

 例年のことですが、8月、9月に周りに誕生日の人が多くいるので、この8月を目標に、誕生日に向けてのメッセージの歌として歌ってきている。 今年は何年目であろう。 今回歌ったのは、アメリカ映画「リオ・ブラボー」で出てきた歌、 「ライフルと愛馬」ですね。今年の春に公開されたスペイン映画「 瞳をとじて」でも引用されています。 私の作った動画は、 ライフルも愛馬もカーボーイも出てきませんが、、。 会社員時代、外泊してホテルに泊まった時に、 シャワーを浴びながら、この歌を口ずさんでいました。昔から鼻歌では歌っていたのですが、 改めて英語の歌詞を調べて歌ってみると、 歌が難しいと思いました。 いやそれより歌いこみが足りないのです。 https://youtu.be/Z-G59xpLPlk 誕生日に関してのYouTube動画 https://www.youtube.com/playlist?list=PLBcLDU9YLDSS24vtiXCzqRVFucNqp0lTD 「瞳をとじて」を見たときのレポート https://chambrehenri.blogspot.com/2024/04/blog-post.html

運命じゃない人 Prime Videoで見る

 7月28日 最近亡くなった中村靖日(やすひ)を初めて知った映画ということで記憶している。この顔は一度見たら忘れられないのだ。劇場は、ユーロスペースが引っ越す前の劇場でした。劇場前で待っていると、上映を見終えたカップルが劇場から出てきて、「久々に面白い映画を見た」などと彼氏が彼女に感想を述べているのが聞こえたのを覚えている。2005年の公開だから19年ぶりに見たのだ。画面が随分昔っぽいがフィルムの映画だろうか。 一つの出来事を複数の登場人物の角度から描く。時間が交錯し、見ているものを驚かせる。そういう話だったのねと驚きながら映画を、そして時間の流れを見ているととても良いのだな。 監督の内田けんじの作品は、この後、「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」と見ることが出来た。見るたびによりスケールアップされ、技術的にも向上していると思うが、この作品が好きだね。 霧島れいかは、この時に「会社にいた女性に似ている」と思ってみていた。「ドライブ・マイ・カー」で主人公の妻役でちょっとの出演でしたが、成長した彼女に再会できた感じです。テレビでの仕事が多いとテレビドラマを見ない私には再会できなかったのも無理ないかな。 中村靖日は、読売巨人軍の桑田真澄2軍監督に何となく似ていないか?

温泉シャーク イオンシネマ銚子で見る

 7月15日 このような映画が銚子で上映されるなんてちょっと驚きながら見る。 暑海市(アツミ市)という架空の街が舞台ですが、どう見ても熱海市だね。熱海でロケ撮影もしているようだ。棒読みのような台詞が飛び交う。面白い。素人っぽさをわざと打ち出し、合成画面も明らかに合成だと判るが、話は面白い。海辺の町ということで何となく「ジョーズ」を彷彿させる。高樹澪が出ていたのは判ったが、巻上公一はどこに出ていたのだ? 監督:井上森人 入場時に温泉シャークのカードを頂きました。これは何に使えばいいのだろう。

九十歳。何がめでたい、悪は存在しない イオンシネマ銚子で見る

7月3日 九十歳。何がめでたい この映画のタイトルが台詞にある。主役の草笛光子のこの台詞が快い。草笛光子の演じる佐藤愛子がなんとも良いですね。唐沢寿明はこんな役出来るのだと感心するほどは面白かった。 草笛光子といえば「光子の窓」で、「窓を開けましょう」と歌っているテレビの映像を何度か見たことがある。テレビの草分けのころからの女優さんですね。前田哲監督は今や売れっ子のようですね。 悪は存在しない まさか銚子で上映されるとは思わなかったから、先月東京旅行の時にこの映画を見る検討をしていた。銚子で見ることが出来てうれしい。 濱口竜介監督の作品は、見るたびに映画に引き込まれる。何故なのか?謎なのであるが、引き込まれるのです。もう一度見たらどうなのか。長野県の水が奇麗で、美味しい町だか村での物語。グランピングの開発で訪れる業者。よそ者と土地のもの、その土地のものの中にも移住者がいて、さらに町自体が昔開発されれて移住してきたところという構図の中で、「悪は存在しない」のかこのタイトルはどういう意味だ?「自然の鹿は人を襲わない。」「手負いの鹿は別かもしれない」そんな感じの台詞があってラストはどういう解釈をすればいいのだ。まあ面白く見ました。

東京旅行

 6月25日 新宿京王百貨店で、アントニオ猪木の展示を見る。猪木だけでなくて、ジャイアント馬場のガウンや16文のシューズが展示されており、自分の靴と比較して写真を撮る女性を目撃した。うまく大きさが判る写真を撮れたかな。撮影OKということで、皆さん写真撮っておりました。 新宿から有楽町に移動する。途中、新宿駅内のそばいちで、かき揚げせいろを食べる。銚子では食べられない立ち食いそばに飢えているのだ。有楽町で黒沢清の「蛇の道」を見る。 蛇の道:有楽町で見る 映画の後は、ホテルにチェックインしてから、神田に出かける。串よし 神田東口店で、風流小茄子さんと待ち合わせだ。3月末に出版した「ロカルノ映画祭に行きたい!」の2人だけの出版記念パーティだ。アマゾンからダウンロードしてくれた人が予想に反して少しだけれど多かった。と言う訳での小成功のパーティである。何故ダウンロードがあったのか、分析できると次の作品に繋がるか。次の作品はあるのかな。2軒目は立ち飲みの店に行った。その後は、人形町のホテルに帰る。3軒目はいけなかった。 ロカルノ映画祭に行きたい! 6月26日 2時から昼飲みの会がある。朝食は、なか卯で済ませる。なか卯があるというのが良いよね。 シネスイッチ銀座で「フィリップ」を見る。 昼飲みの会は、以前に勤めていた会社の有志の飲み会です。私が一番若い。飲み放題であるが、飲み放題で飲める酒は、種類が決まっている。テーブルにある端末でオーダーするのだが、この端末での注文を皆さん「面倒くさい。」「口頭で頼める方が良いよね」という。そんな感想を聞いたので私がもっぱら端末を操作することにしました。私は、口頭で注文するよりどちらかというとこちらの端末操作も好きだ。注文間違えは少ないだろうね。ジェネレーションに差があるということですね。 持参した「ロカルノ映画祭に行きたい!」のペーパーバックをアピールするが、皆さんあまり興味は無かったようだ。興味がある人には差し上げる用意として2冊持参したのだが、銚子に持って帰ることになった。 昼飲み会の後は、JRを乗り継いで銚子に戻る。20時45分銚子発の銚子電鉄終電で銚子駅から外川駅に戻る。銚子電鉄の終電は早い。

蛇の道 角川シネマ有楽町で見る

 6月25日 柴咲コウのフランス語が下手だとかいう感想をどこかで読んだ。違う。このこわばったような、機械がしゃべるような言葉は黒沢清監督による演技指導のものであろう。復讐の物語には、このこわばったセリフが合うのだろうか?パリで医者の仕事をし、生活している日本人という設定ですから、そんなフランス語に関わる感想が出るのでしょう。 これは復讐の物語です。犯人探しの物語でもある。 マチュー・アマルリックは、日本でも知られた俳優ですが、彼は殺される役で、監禁場所で殺されて目を見開いてそこに放置されているシーンに笑ってしまう。そんな死体が3体ならんでいるのは、笑えるなあ。このようなシーンで笑えるのは私だけであろうか?

碁盤斬り イオンシネマ銚子で見る

碁盤斬り 白石和彌監督の時代劇、落語の「柳田格之進」をベースにした映画ですね。この落語は、YouTubeで柳家小三治師匠のものを何度か聞いている。ろうそくの灯りの映画ですね。碁を打つ部屋がリアリズムなのか、江戸時代らしく、碁を打つ部屋の中、ろうそくの光で描かれています。草彅剛が、柳田格之進の役ですね。劇場の大画面だから、このろうそくの薄暗いシーンも素敵です。横浜にいたころの14型のテレビだとどう見えるのだろうかな。 ろうそくの映画と言えば、フランソワ・トリュフォーの一連の作品や塩田明彦の「春画先生」、スタンリー・キューブリックは「バリー・リンドン」何か思い出すね。 小泉今日子の顔は老け顔の化粧をしているのかな。貫録を感じましたね。 1日旅人パスで、外川駅・銚子駅・イオン銚子を往復したアンリ小林でした。

鬼平犯科帳 血闘 イオンシネマ銚子で見る

 外川から無料バスでイオンに行き、11時35分の回を見る。 鬼平犯科帳 血闘 時代劇は、テレビでやらなくなって久しく、伝統的な劇映画制作が危ぶまれていると心配しているが、ちゃんとした映画作りをしているのかな。背景の縦線が奇麗だね。画面が映画らしい。悪役の網切の甚五郎役の北村有起哉が良いね。ところどころに過去の回想というかフラッシュバックして説明的であるが話が分かりやすい。殺陣も良かったかな。 ラストの方で、次のエピソードの予告のようなシーンがあり。続きは時代劇専門チャンネルなのか。 というわけで面白かった。 帰りも無料バスで外川まで帰りました。

ゴジラxコング 新たなる帝国 イオンシネマ銚子で見る

 ゴジラxコング 新たなる帝国 東宝のゴジラシリーズもゴジラが人類の味方になると設定で子供向けで客を取り込もうとしたところで面白くなくなったという日本映画の歴史がある。時代時代で悪役として復活して映画として面白くなるという繰り返しだった。 今回のアメリカ映画もゴジラが人類の味方になっていくという日本映画の歴史と同じ道を進んでいるのかね。 この映画では、ゴジラ以外にもモスラを登場させている。東宝はキャラクターの著作権収益を得たのかね。キングギドラは名前だけ出てきた。アンギラスは出てこない。 シャーロック・ホームズの原作者コナン・ドイルの書いたSF、ロストワールドみたいな地底の世界が出てきてちょっと面白い。 別件 昔見た「キングコング対ゴジラ」、高島忠夫が出たやつをちょっと思い出した。キングコングが船で日本に運ばれてくるシーン良かった。

黄金の馬車:Prime Videoで見る

 以前、日比谷シャンテシネで見た記憶のあるジャン・ルノアールの「黄金の馬車」であるが、アマゾンPrime Videoで見る。クレジットが英語だったから英語版なのかなと思ったらセリフはフランス語版でした。DVDは英語版のようですが、望んでいたものを見ることが出来た。ルノアールは、英語、フランス語、イタリア語版を作ったようである。 イタリアの旅芸人が、スペイン統治下のペルーに行く。その船で一緒に運ばれたのが黄金の馬車だったのね。以前見たときは、黄金の馬車の奇麗な色が良く判らなかったが、今回は比較的良く判った。芝居を見て、「イタリア語は判らない」というセリフがある。フランス語版だが、芝居や芸人同士の会話はイタリア語で話されているという設定なのね。ルノアールの「大いなる幻影」では、フランス人はフランス語、ドイツ人はドイツ語、貴族の会話はフランス語、秘密の会話は英語というふうにやっていたのが一つのテーマだったが今回は違ってますね。面白い。アンナ・マニャーニが笑う笑い声が大きくて何だか笑える。アンナ・マニャーニをめぐって男が三人、そして黄金の馬車はどうなるのだという物語ですね。

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争、画家ボナール ピエールとマルト、瞳をとじて

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3月20日から23日に、東京、横浜と宿泊し、ゴダールの遺作「遺言 奇妙な戦争」、ビクトール・エリセ「瞳をとじて」、その他3本の映画を見てきました。 そもそもは、横浜でのフランス映画祭で映画を見て、その前後でゴダールと、エリセの映画を見ようと目論んだ。横浜でのフランス映画祭で「画家ボナール ピエールとマルト」を予約する。それで前日はゴダールで、土曜日朝にエリセを見ようと決めた。 3月20日 弟は僕のヒーロー このイタリア映画は、予告編をちょっと前に見たよな。いつどこで見たのだろう。コメディなのでしょうが、ちょっと私が笑えないのは、外国映画だかなのだろうかな。ダウン症の弟がうまいと感じた。 ポトフ 美食家と料理人 ジュリエット・ビノシュの後ろ姿のヌードに痺れた。トラン・アン・ユン監督作品。ブノワ・マジメルってこんなに歳だったか、74年生まれなのだから少し老け役をやっているのね。 ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争 ナレーション(ダイアローグ)と文字情報(テキスト)、そして映像というゴダールの遺作になるのか。野生の鳥の鳴き声は今回は入っていなかったね。20分ほどの作品でした。 3月21日 無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語 新根室プロレスという団体は、プロレスに少し興味のあるアンリでも知らなかった。登場する素人プロレスラー、平日は他の仕事をしている人々の生きざまですね。アンドレザ・ジャイアントパンダというのはどこかで聞いたかな。 画家ボナール ピエールとマルト ヴァンサン・マケーニュが画家のピエール・ボナールを演じる。マケーニュというとコメディ系の映画によく出ている印象がある。出て来るだけで笑う客がいたよなあという過去の経験、印象を私は持っているが何の映画だったのだろう。今回はいつもの風貌とも違う。コメディではない。映画後の質疑で、役のために痩せたということでした。日本でも人気で、これからますます人気が出ると質疑の中で質問した人が言っておられた。窓を開けて外に出るシーンが何回かあったかな。川に入るシーンも多かったね。 写真は監督のマルタン・プロヴォとヴァンサン・マケーニュが両脇にいて、箱根ラリック美術館に秘蔵されていたボナールの絵La Rue (通り)とともにポーズ取ったものです。写真撮影時間(フォトセッション)ということで、慌ててスマホの

Perfect days をイオンシネマ銚子で見る

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2月13日 夜明けの薄暗い感じの早朝のシーンから始まる。全体的に光の濃淡が映像に出ていますね。薄暗いところとかが、好きです。役所広司演じる主人公のルーティーンというか、決まってする日課が描かれる。「アラン・ドロンのサムライ」ならぬ役所広司の侍だね。仕事のない休日の決まってする日課も描かれる。この日課が崩れるときに物語となるというのかな。フィルムのカメラ、カセットテープが小道具で登場する。スカイツリーを背景として景色として出てくるがなぜか不思議に美しいと感じた。ヴィム・ヴェンダースだね。 全体的に自然の光の濃淡が出ているかな。石川さゆり、三浦友和良いです。役所広司が日課で立ち寄る浅草の居酒屋も好きでした。 銚子で、ヴィム・ヴェンダースの映画を見られるとは夢にも思わなかった。

映画ぞめ(初め)

1月11日 今年の劇場映画鑑賞初めは、横浜まで行ってみた下記3本でした。 枯れ葉 (監督:アキ・カウリスマキ) 春画先生(監督:塩田明彦) ドリー・ベルを覚えているかい?(監督:エミール・クストリッツァ) ジャック&ベティに久しぶりに出かけて映画を見た。春画先生は、去年も見た。 映画の後は、「国民酒場じぃえんとるまん」で一杯です。(リンクは去年の訪問時のレポート) 国民酒場じぃえんとるまん

映画(ゴジラなど)

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 ゴジラ-1.0 1月16日 モノクロバージョンをイオンシネマ銚子で見た。ミニポスターをもらった。片面は日本版、裏は米国版のポスターの様です。 カラー版は去年2回見た。下記のごとく次に見る映画の時間調整かと思われる。今回は時間調整では無いね。 11月20日「オンステージ(試写会)」の前に見た。 12月21日「首」(監督:北野武)の前に見た。

体験的映画編集論:京橋フィルムセンター

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 1月12日、13日と京橋フィルムセンターでの「体験的映画編集論」というセミナーに参加してきました。日活の編集者だった鍋島淳氏、松竹京都の編集者だった園井弘一氏の話を関係者交えて座談会の形で聞く。その前に、彼らの編集した映画、TVの参考上映を見ました。 12日:鍋島淳氏編集:「あゝ野麦峠」 13日:園井弘一氏編集:「必殺仕掛人 秋風二人旅」「必殺仕掛人 地獄花」 どちらの編集者も言われていたことですが、監督が編集室に来て意見を言うということはなくて、自分たちに任されたということでした。昔の35mmや16mmのフィルムの編集って小さな画面をのぞき込んでやる一人での孤独な作業ですから、編集室に監督が来ても編集の議論なんかできなかったのでしょう。その前に議論していたと理解しました。編集のやり方も理論よりはフィーリングみたいなことは両名ともおっしゃっておりました。園井氏の話で、フィルムの編集で最低のラインは2コマだということでしたが、1秒24コマの2コマだとほんの一瞬でほとんど何も見えないのではないかとも思いました。日本映画史の勉強になりました。鍋島氏は日活でしたからロマンポルノも編集に携わった。コスト削減のためだそうだがロマンポルノは基本的にオールアフレコだそうで、編集後のアフレコなので編集時にはサイレントのフィルムを編集したという話を聞きました。同時録音でないと撮影するのも時間短縮できるか。少なくとも音声待ち、セリフの言い間違いNGというのはないから時間短縮できるのかな。いろいろ面白い。 12日分は、受付番号28番で予約が取れた。入館は1番だった。何かの事情で来れない人がたくさんいたのね。13日は、受付番号26番で3番目の入場だった。王長嶋だな。 12日の夜は、宿泊先近くの「よる竹」で一杯やりました。 「まる竹」が夜は「よる竹」に

2023年私の重大ニュース

 2023年を振り返る。来年の原動力にしたいものですね。私の重大ニュースです。 銚子ロケの映画に出演 映画「オンステージ ON STAGE」の撮影の見学とともに、端役で映画出演しました。公開封切が楽しみです。 映画オンステージについて 山形国際ドキュメンタリー映画祭に4年ぶりに行く 2年ごとの開催のドキュメンタリー映画祭であるが、2年前はコロナでオンライン開催になってしまった。今回4年ぶりに山形にて実際の劇場で映画を見ることができた。映画の後はおなじみの居酒屋金魚で飲んで食べて楽しく過ごしました。 山形国際ドキュメンタリー映画祭2023 山形に出かけました 山形で食べた飲んだ 東京、横浜に出張 出張と言っても、東京、横浜方面に遊びに何回か行きました。 新橋駅前で、会社員時代の上司であり、先輩であり、同僚であったTさんに似た人が汽車ポッポの写真を撮っているのを見かける。私がよそ見をしているわずかな時間に見失う。次はないというような偶然のチャンスを逸してしまった。勉強会「映画における引用と肖像権」の時でした。その後、SNSでご本人と確認できました。当日の新橋の汽車ポッポの写真が写っているので間違いないと確信しました。SNSでコンタクトできました。なんという偶然でしょう。(本件は、下記リンクには書いていない初公開事項です。) 勉強会「映画における引用と肖像権」 猫との関係が改善 猫来て、我が家の中で逃げられ、天井裏に籠城されたのは去年のことでした。今年は猫との関係は改善してまいりました。 猫と一緒にオノマトペ、一緒に勉強できています。 猫が鳴く /miauler 猫に、ロバート・デニーロばりに話し掛けてもみました。 Talking to my cat / 猫に語る タケノコのそばに寄ったときに猫に話し掛けた。 タケノコと猫 動画編集 YouTubeやインスタグラムにアップロードしてみた。 思い出のサンフランシスコと銚子を結び付けたアイデアは我なりに面白いと思ったのだ。しかし、世間の評価はどうなのだろう。 思い出のサンフランシスコ 銚子で歌う 銚子の夏が比較的涼しいということを表現しました。 銚子, 涼しい風 / A cool breeze in Choshi / Une brise fraîche à Choshi スパゲッティを食べるというテーマで格闘して3部作作りまし

オンステージ ON STAGE

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 11月20日 ずいぶん時間がたってしまったが、銚子で撮影され、ちょっと私も関わったこの映画の試写会がイオンモール銚子のイオンシネマで開催されました。チーママと一緒に行きました。18時からの上映だったのでその前に、「ゴジラ-1.0」を見る。「ゴジラ-1.0」上映後に、トイレで声を掛けられる。「オンステージ」の有馬監督だ。次の上映の準備をしているのですね。 上映前に有馬監督が挨拶され、試写上映が行われた。上映後、出演俳優、スタッフの方が前で挨拶されて、以前、来銚された時に野良犬に遭遇したという話が出てきてちょっと笑った。私なんか外川でよく野良犬に吠えられたことを思い出したが、最近の若い人には馴染みがないようだ。犬の町内送りという各町内で犬が待っていて、町内移動するたびに交代で犬に吠えられるという経験、及び落語「品川心中」での先代金原亭馬生師匠の噺を思い出した。ほとんど撮影だけで銚子のどこも見ることができなかったが夕日がきれいでしたというのは主演の谷川俊さんのお言葉でした。映画の内容は、封切公開までのお楽しみですね。クラウドファンディングにちょっと参加したわけで、ラストのクレジットに「アンリ小林」と入っており、関係者気分でイオンを後にしました。(出演させて頂きました。) 銚子の美味しいものを食べてお帰り下さいと思うのだが、映画の後は高速バスで帰る人もいるようで、映画のスタッフ・キャストも大変です。お疲れ様でした。 イオンシネマの劇場の前にあった表示 この映画のプロジェクトです。

黄色い繭の殻の中 フィルメックス映画祭/ヒッチコックの映画術

 11月23日 東京、横浜遠征2日目は、フィルメックス映画祭の1本を見に宿泊先の横浜から有楽町に行き、その後はヒッチコックについての映画を見に横浜に戻り、横浜シネマリンに行く。 朝食は、ゆで太郎で、かき揚げそばと玉子の朝そばを食べた。 黄色い繭の殻の中 ワンシーン・ワンショットあるいはワンシーンワンカットと呼ばれる長回しで撮影されているといるというので興味を感じて、今回のフィルメックス映画祭で上映される映画では唯一チケットを予約購入した。178分の長尺、長回しの作品でした。冒頭3人の男が出てきて、飲食している。会話から一人が田舎生活に入るというので、送別会なのかとも想像する。カメラが遠いので、誰が話しているのかよくわからない。その後は、交通事故があったという話があって、個室でのマッサージで男とマッサージ嬢との会話のシーンになる。事故の母子とこの男は関連あるようで、やがて男が幼い甥を連れて移動の旅となる。その後、男はいろいろと彷徨う。話がよくわからないのは、物語だけを語っているわけではなくて、長回しの中でいろいろは枝葉が出てくる。しんどく長い映画である。しかしながら何か懐かしく幼いころのことを思い出させてくれる映画でもある。見る人見る人で思いは違うでしょうが、この傍若無人な映画は決して否定するべき映画ではないと思いました。 傍若無人な映画といつも私は形容する映画は、決して否定しているわけではなくて、よくぞこんな映画を作ったねという賛美である。私は嫌いですが、ほかの人が評価する。 後半の方で水の流れが随分出てきた。タルコフスキーだねなどと思っていた。上映後の質疑で、影響を受けた監督という質問があったが、タルコフスキーの名前も出てきました。 映画の後は、横浜・関内に移動するべく山手線に乗り品川で京浜東北に乗り換える。新橋で「TOKYO豚骨BASE MADE by博多一風堂 品川店」で遅い昼食です。 ヒッチコックの映画術 ヒッチコックが、ゆっくりしたスピードで語る。AIによる合成の音声なのかなどと思いながら、ヒッチコック映画についてのドキュメンタリーを見る。こんな思いでこの映画をのシーンを撮影していたのかと驚き、ワクワクしながら見た。 今回の東京、横浜遠征は、この『ヒッチコックの映画術』と前日の『春画先生』であった。あいだに東京フィルメックス映画祭の『黄色い繭の殻の中』も見