投稿

11月, 2023の投稿を表示しています

春画先生

11月22日 久しぶりの東京、有楽町駅に降り立ちました。よもだ蕎麦で、春菊天そば食べる。いつもせわしないよもだ蕎麦ですが、席があくまで、蕎麦出さずに待つのね。このシステムがあるから皆さん席があっての食事です。私よりあとに来た女性、素早く食べて、私より早く去る。恐れ入りました。 シネスイッチ銀座で映画2本見た。 ルー、パリで生まれた猫 猫をどう撮影するか、人間、犬、猪も出てきたが、単独のショットは比較的容易だが、同時のショットは大変だったろうと見ていた。 春画先生 頭にスマートフォーンをつけて電話なり、リモート電話をすれば、別室にいる別人にも密室での性行為を中継できるのね。これは刺激的ですね。塩田明彦監督は、ブレッソンの『やさしい女』とトリュフォーの『私のように美しい娘』というタイトルから名付けた『やさしい娘』という8mm映画を学生時代に見て以来注目している映画監督だ。春画を見るときにはハンカチで口元を覆ってみるのね。よだれや唾で春画という芸術作品を汚さないようにするというところでしょうね。春画を見入る登場人物たちがそろってハンカチで口を覆うのが映画的でした。北香那と 柄本佑 がバーで酒を飲んでいる、次は性行為のシーン、そして気が付くと彼女は、柄本佑と一夜を過ごしていたというカットが面白い。北香那が目隠しをされて向かった家の照明はろうそくの光っぽいですね。なぜ、安達祐実のヌードがないのだ?安達祐実は、鞭プレイで怪演しているが、ヌードが見たかった。 日活ロマンポルノのにおいがするなあ。裸の少ないポルノ映画と言えるか。塩田明彦監督は、ロマンポルノ・リブート・プロジェクトで、『風に濡れた女』を監督しているからなね。白川和子も出演している。 映画の中に、春画ならぬ春菊という言葉が出てきた記憶があるが、私の聞き間違いかいや聞いた。昼に春菊そばを食べたのも何かの縁か。 いや面白かった。イオンシネマ銚子では上映がなさそうだったので、銚子から有楽町、銀座まで出かけたのです。 この晩は、横浜宿泊しました。

月/キリエのうた イオンシネマ銚子で見る

イメージ
ちょっと前の話であるが、イオンシネマ銚子で映画を見ました。10月19日にはしごをしようと思ったが、2本とも長い映画なのでちょっと断念して、「キリエのうた」23日に○○記念病院に行った帰りに見ることにした。 10月19日 月 監督石井裕也、主演宮沢りえということで、石井裕也監督の映画ということで何の知識もなく見に行きました。冒頭で地面でうごめいているのはヘビかね。過去のシーンが瞬間的に短くフラッシュバックされるところがあり、話が判りやすい。上映時間はその判りやすさもあって、144分と長くなったのかな。宮沢りえを決して奇麗な顔で撮影していないというか、こわばったちょっと怖い顔、固い顔で描いている。一度も入ったことにの無い患者の部屋に3人で入るところの編集が衝撃的でした。入院患者がみんなリアルに感じた。 10月23日 キリエのうた 岩井俊二監督ということで見た。この主人公の歌声に驚かされる。上映時間178分であるが面白く見た。 映画を2本、はしごしなくて良かった。

三つ卒塔婆

イメージ
 11月5日 父、祖母、母のそれぞれ7回忌、17回忌、33回忌で、お寺に出かける。法事である。3人分の法事が良く揃ったなと思うかもしれないが、7回忌と17回忌はちょうど10年差がありそろっている。33回忌は2年後であるが、今回に法事を前倒ししている。これの方が1回で済む。お布施は3人分ではある。 法事は11時半からの予約だったが、早めに行ったので11時15分ぐらいから始められた。前の時間帯に法事は無かったのね。11時30分には終わったかな。住職から33回忌で法要は終わりだから次回は2人分の法事になるという説明を受ける。3つの卒塔婆を受け取るが、3つ受け取るのも今回で終わりなのね。 卒塔婆x3 外川に戻って、さんめで墓参りする。「さんめ」というのは、寺に付属しない共同墓地の事であるようだが、方言のようで辞書には載っていない。検索でも引っかからない。「三昧」がなまったかな? 午後1時半から「魚料理みうら」で法事の清めのお食事である。最近の法事の清めは、我が家ではこのみうらを利用させてもらっている。決め手は、人数だけ予約しておいて、お店で料理を注文できるから良いのだ。事前のコース料理だと人数減ったり増えたりする場合の料理の数の調整とかが必要になるが、人数の予約のみだとその調整が無くて良い。瓶ビールが「キリン」の「ラガー」だというのも私の好みである。瓶ビールは、4年前の前回には無かったアサヒスーパードライもあったので、アサヒビールさんの営業さんが活動したのかな。 私が、紙のメモで出席者8名の注文を聞いた。「刺し身は食べないの?」と何度か誘導質問するが誰からも刺し身の注文はない。前回、刺し身を前菜として6人前ぐらい頼んでそれからメインのご飯物を食べたら、姪っ子Bはちょっと食べ過ぎた。その反省もあって刺し身は遠慮したのかな。づけチラシどんぶり5、刺身と天ぷら定食1、市場天丼1で7人分だ。最後の私はご飯ものは食べずに、イワシつみれ揚げ1で昼飲みだ。姪っ子Aが少し瓶ビール、キリンラガーを飲んだが、ほかのメンバー6人はソフトドリンクだった。前回はずいぶん飲む人がいたが今回は車の運転もあり、2名だけの昼飲みとなりました。キリンラガーは中ビン500mlx2で、私が700mlぐらい飲んだかな。私はサイドオーダーで頼んだカキフライを2個ほど食べて昼飲み完了です。同じくサイドオーダーで頼んだイ

猫が鳴く /miauler

猫を飼っていると猫の話をすることになる。「猫が鳴く」という動詞を覚えようとするも何回覚えようとしても忘れてしまう。語呂合わせと一緒に猫にも付き合ってもらった動画を作りました。これで単語覚えたかな。英語でも同様の動詞があるが覚えていない。猫と縁がなかったので英語では使うチャンスがなかったね。 フランス語: miauler ミョウレ→妙齢 英語: meow ミヤウ 妙齢の彼女なのだ。   https://youtube.com/shorts/3l6YXCRNkq4?si=UaLbnp4kZ0FovSgG

21世紀の勝利者そして全員がクラス平均点以上を取れるように

  21世紀の勝利者 20世紀末から21世紀の初頭にかけて、この言葉が流行った。会社としては社員一人一人が頑張って21世紀に収益を上げる勝利者の会社になるということなのであろう。社員一人一人も各々勝利者になるように頑張るということでしたね。その時、アンリ小林はどうだったか?勝利者になるということは、敗者もいなければ勝利者になれぬ。全員が勝利者になるわけにはいかぬ。私が敗者を引き受けると心の中で思っていた気がする。口に出すと周りから咎められそうだから、黙っていたかな。敗者がいなければ勝者と呼ばれはしない。平家物語は、敗者の美学というからアンリも美学だったのね。いや敗者だっていつまでも敗者でいるわけではない。敗者復活戦があるようにいつかは復活するのだ。全員が勝者では物事は成り立たない。敗者もいれば勝者もいるというのは多様性なのかな? クラス全員がクラス平均点以上を取る ここで思い出したのは、高校時代の化学の先生のお言葉だ。「期末試験はみんな頑張って、全員がクラス平均点以上を取るように」という激励に、私はクスッと笑ってしまった。全員がクラス平均点以上を取るというのは、かなり難しい。でもない訳ではない。それでクスッと笑ってしまったのである。例えば全員が100点満点取れば、全員が平均点以上である。全員が0点でも全員が平均点以上である。全員が70点でもいい。かなり実現の確率は低い。全員が同じ点数であれば、全員が平均点以上ということであるが、実は同時に全員が平均点以下ともいえる。さらに全員が同じ点数ということは、人間のばらつきや個性、多様性を否定することでもある。この化学の先生は冗談で言っているので、多様性を否定しているわけではない。クラス平均以上ではなくて、学年平均点以上を全員が取るのであれば、これは立派でかつクラス平均以上をとることより確率は上がる。前述の21世紀の勝利者となるというのもクラス平均でなくて学年平均だったのかもね。ひょっとしたら「クラス平均」というのも私の聞き間違えで、「学年平均」だったのかもしれない。 眠れない夜に、うつらうつらしながら考えたことでした。