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夏物語 Conte d'Eté DVD を見た

 7月28日 映画館に行くチャンスが少ないのだからせめてDVDでも見ようと思い立つ。エリック・ロメールのこの作品は、この夏、横浜の映画館でも上映されていたなあ。ロカルノ映画祭で英語字幕で見たのは何年前だろう。 初めて見たのはもっと前である。マルゴ役のアマンダ・ラングレとガスパール役のメルヴィル・プポーとの海の町での散歩しながらの会話が面白かった。その話題を行きつけのとんかつ屋で話そうとするが誰も話に乗ってくれる人がいなかった。その後見直した時は、3人の女に翻弄される何ともうらやましいプポーが面白かった。今回、改めて見直すと、マルゴは叔母か何かの親戚のクレープ屋を手伝っている。そこで初めて接客したガスパールに、海辺で再会して話しかける。はじめは、ビーチマットに座ることをAsseyez-vousと敬語vouvoyer で話していたマルゴであるが、次からは、tutoyerで友達言葉で話すのに変わる。フランスでvousからtuへと変わるのはこのぐらいのタイミングなのね。3人の女に翻弄されるのは何度も見ているから判るが、改めて思ったのが三人三様なのね。マルゴがラストで別れる時にするキスはなかなかこの物語を語るうえで見逃せないというところですかね。アマンダ・ラングレは「海辺のポーリーヌ」でポーリーヌ役を見て以来、私はアマンダ・ラングレのファンです。1996年制作。