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夏物語 Conte d'Eté DVD を見た

 7月28日 映画館に行くチャンスが少ないのだからせめてDVDでも見ようと思い立つ。エリック・ロメールのこの作品は、この夏、横浜の映画館でも上映されていたなあ。ロカルノ映画祭で英語字幕で見たのは何年前だろう。 初めて見たのはもっと前である。マルゴ役のアマンダ・ラングレとガスパール役のメルヴィル・プポーとの海の町での散歩しながらの会話が面白かった。その話題を行きつけのとんかつ屋で話そうとするが誰も話に乗ってくれる人がいなかった。その後見直した時は、3人の女に翻弄される何ともうらやましいプポーが面白かった。今回、改めて見直すと、マルゴは叔母か何かの親戚のクレープ屋を手伝っている。そこで初めて接客したガスパールに、海辺で再会して話しかける。はじめは、ビーチマットに座ることをAsseyez-vousと敬語vouvoyer で話していたマルゴであるが、次からは、tutoyerで友達言葉で話すのに変わる。フランスでvousからtuへと変わるのはこのぐらいのタイミングなのね。3人の女に翻弄されるのは何度も見ているから判るが、改めて思ったのが三人三様なのね。マルゴがラストで別れる時にするキスはなかなかこの物語を語るうえで見逃せないというところですかね。アマンダ・ラングレは「海辺のポーリーヌ」でポーリーヌ役を見て以来、私はアマンダ・ラングレのファンです。1996年制作。

勉強会「映画における引用と肖像権」他映画4本見る

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7月14日 午前中に横浜、関内に到着する。横浜日仏学院でちょっと事務手続きする。昼飯は、ゆで太郎で冷やしかき揚げそばを食べる。 横浜シネマリンで映画を3本見る。 遺灰は語る 兄弟コンビで映画を作っていたタヴィアーニ兄弟、兄ヴィットリオがなくなった後で一人パオロ・タヴィアーニが監督したものでした。映画が始まってパオロ・タヴィアーニの名前が出るまで何も知らないで見た。タヴィアーニ兄弟共同監督時代のユーモラスさが何となくにじみ出るね。ピランデッロの”遺灰”にまつわる映画ですね。ラストに彼の短編小説が追加になっていて、なんとも不思議な作品でした。 私、オルガ・ヘプナロヴァー チェコでの物語、ヒロインはいじめ、暴力を受ける。仕事は運転手の様であるが、その仕事でも差別されていたのかな?説明が少ないので、ちょっと見ていて話の展開に戸惑う。 スーツ これは面白かった。冒頭からワンシーン・ワンカットとというか長回しのシーンが続く。 フドイナザーロフがタジキスタンでなくて、クリミア半島を舞台にした作品のようである。話されている言葉は何語なのだ?3人の仲良しの若者の青春群像みたいな作品ですね。3人の悪ガキの犯罪と言っていいような悪ふざけには、どうして警察は動かないのかという不思議さを感じさせるが、それも後ほどの伏線だったのかもしれない。カメラワークとともにスピード感のある展開にわくわくした。 7月15日 シンデレラ 3つの願い 黄金町ジャック&ベティで、9時半の回を見る。何の予備知識もなく見る。ノルウェーのシンデレラの映画ですね。ロケーション撮影で風景が出て来る。以前に、玉川奈々福の浪曲でのシンデレラも以前に聞いているが、皆さん、シンデレラの話は好きなのだね。 映画の後は、東京・新橋に移動だ。講演会に遅刻しちゃいけないと、昼飯は、慌ただしく、小諸そばでかき揚げせいろを食べる。 「映画における引用と肖像権」と題された講演会、「みんなで学ぶ」とありますので、勉強会といえるでしょうか、参加したのだ。動画撮影における他者の動画の引用、動画に写る、写ってしまう人物の肖像権ということで、判例と共に、参加者の疑問に思っていることとかの質疑応答である。皆さん、それぞれネタがあって、生々しい。プロの人の参加者も多かったので、アンリ小林のような素人には場違いだったかな。面白かった。

クラス消滅、アンリよどこへ行く

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 夏学期、私の出席していたフランス語のクラスが受講生が少なくて、閉講(fermé)になってしまった。他所のクラスに移る際に自己紹介させられると思って、少し自己紹介文を用意した。結局使わなかったけれどね。今学期は、自学自習することにした。 私は、アンリ、アンリ小林です。アンリは、本名でなくて、あだ名、芸名、オンライン上の名前です。ムッシュxxxxのクラスに出席していた。クラスは今学期閉講になった。アンスティチュで6年前からフランス語学習を再開した。A2、B1、B2とやってきた。横浜に住んでいたが2年前に銚子に引っ越した。 丘の中腹の家に住んでいる。マグロよりカツオが好きだ。灯台印のキャベツ、醤油、魚介類が銚子の名産品だ。漁獲量は日本一である。愛宕山は、標高73.5mである。 銚子の天候は、冬は温暖、夏は涼しい。でも、熱射病注意報が出たので、外出しなかった。 Je m’appelle Henri, Henri Kobayashi. Henri, ce ne est pas vrai nom. C’est surnom, le nom de théâtre, nom en ligne est Henri. Je assistais à la classe de M. xxxx à la même heure. Le cours est fermé ce trimestre.  J’ai recommencé à apprendre le français au institut  il y a 6 ans. De A2, B1, et B2. J’habitais à Yokohama. J’ai emménagé à Choshi, Chiba, il y a 2 ans.  Je habite à la maison située à flanc de colline. Je préfère la bonite au thon. Bonite Thon Les chou marqué du phare, sauce de soja, poisson sont très connu comme les spécialité de choshi La quantité de poisson pêchés est première au japon. Atagoyama e

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を見た

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 7月4日 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル イオンシネマ銚子で映画を見る。物語は、インディ・ジョーンズ教授が大学の教授を引退するところから始まる。アポロ宇宙船が月に行った1967年のお話である。このシーンの前に、第2次世界大戦のエピソードシーンがある。ハリソン・フォードが化粧のおかげか、特殊効果のおかげか、かなり若く見える。若いハリソンに驚きました。アクションが非常に速い、速すぎるところがあり、今何が起きたのか判らないときがある。アクションの連続で面白かったですね。 このシリーズ特有かな、ヘビやムシがたくさん出てくるところがあり、過去のシリーズを思い出す。アルキメデスの法則も出てきて面白い。 ラストクレジットに、Eriko Nakamuraに感謝の表示あり。エリコ・ナカムラとは誰だ?フランス人実業家と結婚した元アナウンサーと同姓同名だが、アメリカ映画だしなあ。インターネットで検索しても、「誰だ?」という疑問を上げている人が複数いました。 Hier, je suis allé au cinéma à Ion pour voir Indiana Jones and the DIAL OF DESTINY (Titre français; Indiana Jones et le cadran de la destinée). L’histoire commence quand le professeur Indiana Jones est pris son retraite du professeur du université. C’est l’époque quand la fusée spatiale ‘Apollo’ allait à la lune.1967. Avant la scène, il y a les scènes de la seconde guerre mondiale. Harrison Ford fait très très jeune grâce au maquillage et effet spécial. Je suis étonné de jeune Harrison. L’action est très rapide et trop rapide. On ne peut pas voir qu’est ce qui s’pas

「銀河鉄道の父」を見た

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6月27日 朝、8時台の銚子電鉄、イオン行きバスを乗り継いで、イオンシネマ銚子に行く。9時30分の回を見るのだ。平日の朝の回、映画を見る人少なし。今回も4人ぐらいだったかな。 銀河鉄道の父 このタイトルは、「銀河鉄道の夜」を書いた宮沢賢治の父親のことを指すのか、銀河鉄道を創作した宮沢賢治本人を「父」というのか、何の前知識もなかったが、映画を見て何となくわかる。宮沢賢治のファンというのは一定多数いるのですのね。彼をテーマにした映画を見ることが出来た。私の隠れファンなのかな。 冒頭は、何かオレンジ色のものが出てきて、夕焼けなのかなと思いつつ、そのオレンジ色が小さくなり、蒸気機関車列車の車窓から客車内のシーンになる。列車のシーンは何度か出てきますね。父親役の役所広司、賢治役の菅田将暉が物語の中心ですね。部屋内のシーンは、ワンシーンのショットが多く、役所と菅田が両端に居て、カメラは右に回ったり、左に回ったりと動く。素人がやると壁塗りパンと批判されそうなカメラワークもあるが、これが面白いカメラワークなのだなあ。複数で一緒に演技するシーンが多く、これまた面白い映画でもあります。 画面に、縦線、横線が出て来る。最近思うのだが、映像づくりで、縦線や横線がある画面というのは、何か安定するのかな?日本家屋の室内は障子や柱で線が見えるのは当たり前と言えばそうですが、、、。成島監督、相馬大輔撮影監督に聞いてみたいですね。 成島出監督の作品は初めて見ました。旧作も探してみるかな。