スオミの話をしよう イオンシネマ銚子で見る

巷では面白くないという噂を聞いていて、ちょっと不安を感じながら見に行きました。春先ぐらいから随分宣伝、予告を見ている。面白そうだし、東宝の宣伝が上手いのだろうな。サイレント映画で使われた次のシーンに移行する手法アイリスイン、アイリスアウトを使っている。トリュフォーが良くサイレント映画時代のオマージュとして使っていたが、三谷幸喜監督もハリウッド映画に関して詳しいのだろうね。

これはハリウッド映画のスクリューボール・コメディーを目指し、大いに笑える映画にしたかったのだろう。笑えるところがどこもないという声も巷で聞いているが私は笑えるところは大いに笑ったが、やっぱり少ないですね。電話逆探知のところなんてどんなギャグが出てくるのか、大いに期待した。でも逆探知装置があっただけだ。数々の映画、ドラマで、「逆探知お願いします」などと逆探知が始まる緊迫したシーンを思い出すが、逆手を取ったギャグなんだろうけれど、何だか笑えない。

5人の夫(4人の元夫と1人の現夫)に対して、スオミは異なる性格・人格の5種類の妻であることが予告編でも見せられたが、5種類を演じ分けるのはかなり難しかったかな。男5人はそれぞれキャラクターがあって、芝居自体は面白い。でも笑えるネタが少ないのだよね。仕込んである伏線も後ほど出て来る(伏線の回収というらしい)がなるほどねという笑いにならないのだよね。

英語のタイトル:All about Suomi

イヴの総て(All about Eve)みたいで素敵なタイトルです。この映画とは関係なさそうだが、、、。

「ヘルシンキ」を連呼する最後のミュージカルシーンでヘルシンキが耳に残る。

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