東京出張その2

久しぶりに東京に出かけた。3月以来ですね。東京滞在中、立ち食い蕎麦屋に3軒行けた。六本木のママさんのところにも行けた。


渋谷、シネマヴェーラで超西部劇という特集で西部劇3本見る。

5月23日

カンサス騎兵隊

ジョージ・カスターってのちのカスター将軍だろう。南軍のリー将軍もまだ南北戦争前なのでアメリカの騎兵隊の将軍である。奴隷解放運動家ジョン・ブラウンと、彼に対抗するカンサス騎兵隊員の戦いで、奴隷解放運動家のジョン・ブラウンなる人物が過激派で悪役、それと正義のアメリカの騎兵隊が戦う。何かちょっと不思議な構図である。奴隷解放は正義かもしれないがそれを暴力で実現するのはだめだよとということなのですね。現代にも通じるね。ヒロイン、オリヴィア・デ・ハヴィランドをめぐってのエロール・フリンとロナルド・リーガン(昔はリーガンという表記だったが、大統領の頃にはレーガンになった)の恋のさや当てなんて久々に見た気がする。昔は、恋敵が出て来るものが多かったよな。「カサブランカ」のマイケル・カーティス監督作品。音楽マックス・スタイナ―だね。

大砂塵

ニコラス・レイ監督のこの作品は、中学生の頃にテレビで見て以来、ようやくスクリーンで見ることが出来た。西部劇なのに、女優のジョーン・クロフォードがトップでクレジットされている。ジャニー・ギター役のスターリング・ヘイドンより上だ。出演俳優の格が、女優のジョーン・クロフォードが上なのかと思っていたが、見てすぐに彼女が主役の映画だと判った。

これはしびれた。冒頭で強盗の襲撃らしいシーン、山の上から男は見る。詳細はわからない。そして大砂塵という日本語タイトルにふさわしい砂嵐の街の酒場に男は入る。中々主役のジョーン・クロフォードは出てこない。彼女の出てくるシーンは痺れる。すらーっと背すじがのびていてまっすぐに立ち、目が動き、眼光鋭い女だ。目の動きが状況を説明するのだな。

西部劇というのはフロンティア・スピリットとかで開拓者たち、開拓する新たな人々をテーマにしてきたが、この映画は既得権益を守りたい側と新規開拓を歓迎する側の対決なのである。いつの時代でもあるのね。

さらに嫉妬がテーマになっているか。嫉妬にかられる女優(マーセデス・マッケンブリッジ)のすごみにこれまた痺れる。

アーネスト・ボーグナインが出ていたのね。


私刑される女

2002年のロカルノ映画祭でのレトロスぺクティブ、アラン・ドワン監督の回顧上映で見たはずだがあまり記憶がない。当時のメモや文章を探したが、見たかどうか確認出来なかった。展開が早いというのか変わり身が早いのか酒場の兄を訪ねてやってきた妹は兄が殺されるや否や酒場の女経営者になる。兄の嫁だった女は盗賊に連れ去られてやがて盗賊の妻になる。2002年に私がロカルノで熱狂したアラン・ドワン監督の特集の記憶が蘇ってきた。

前の回の「大砂塵」と女性の縛り首のシーンがかぶるね。

ポイントで2回分は無料で見ました。


5月24日

六本木ヒルズで映画を見る。久しぶりの六本木でちょっと迷う。

教皇選挙

原作物でしょうが、ドキュメンタリー風ですね。ちょうどバチカンでコンクラーベがつい最近行われたので、何かタイムリーでした。


2025/5/24(土) 11:35~13:50

教皇選挙(字幕版)

スクリーン1
K 17

1,300円

TOHOシネマズ六本木ヒルズ

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